水蒸気吸着の評価は、様々な材料の研究開発や品質管理に役立ちます。
- 製剤の賦形剤と有効成分の安定性
- 粉体の乾燥および貯蔵
- 食品のテクスチャおよび保存寿命
- PEM燃料電池材料
- モルタル、グラウチング材、およびその他セメント系材料
- 紙コーティング剤
- 疎水性表面処理
- ミクロ細孔カーボンおよびナノカーボン

Aquadyne DVS は、重量法による同時2サンプル測定、高分解能で広いダイナミックレンジを特徴とした動的水蒸気吸着量測定装置です。
ドライガスで水蒸気を混合し相対湿度を自動的に変化させることにより、水蒸気の吸着/脱着等温線を簡単に正確かつ高感度に測定します。
2台の天びんを備えているため、異なるサンプルの同時測定、既知/参照物質との比較、あるいは同一のサンプルに対してひょう量を2倍にして測定できます。
天びんのヘッド部とサンプル室を個別に温度制御することにより安定したデータが得られます。
最高80℃でドライガスをパージすることによりサンプルを予備乾燥することができます。
付属のソフトウェアを利用することで測定条件の制御、レポート作成、BET比表面積や吸着熱の計算などのデータ解析ができます。
21CFRPart11バージョンもご用意しています。
- ※
- 製品カタログ(PDF)が表示されない場合、こちらから「Adobe
Reader
」をインストールしてください(無料)。
- 等温線
- 相対湿度変化に対する吸着時の質量増加(%RH増加)と脱着時の質量減少(%RH減少)の関係。
- 吸着速度
- 相対湿度を急激に変化させた時の質量経時変化を測定することで、吸着速度が得られます。
- 温度の依存性
- 等温線および反応速度は温度に応じて変化します。温度を変えて測定することで吸着エンタルピーを評価できます。

サンプル恒温室内部
- 潮解
- 特定の塩が空気中の水蒸気を取り込んで溶解する特性を評価。
- 平衡含水率
- 任意の条件下( 温度 / 相対湿度 / 大気圧)で物質に吸着する水分量を評価。(例:有機材料は大気湿度が成形性に影響を与える場合がある。)
- ヒステリシス動作範囲
- 吸着と脱着で通常、ヒステリシスが生じます。2回目以降の吸着サイクルでは平衡含水量に変化はなく安定域、つまり吸着 / 脱着等温線は同じ軌跡を示します。
- 疎水性/親水性
- 等温線の形から、サンプル表面の極性や水との強い相互作用による親和性の相対強度を評価。
- ミクロ細孔研究
- 疎水性物質であっても細孔が十分に小さければ水蒸気を取り込むことが可能なため、ミクロ細孔評価が可能。
- 結晶化現象
- 特定のアモルファス物質において、ガラス相転移点の変化に起因した結晶化現象を評価。
- サンプル形状
- サンプルの形状(粉体、顆粒、ペレット、タブレット、モノリスなど)により変化する吸着速度を評価。


Aquadyne DVS はWindows対応ソフトウェア画面で操作します。
目標相対湿度は、重量変化の速度または時間に基づいた吸着平衡下で簡単かつ迅速に設定ができます。
また、任意の間隔で動的吸着データと等温線ポイントを自動的に記録します。未測定のデータポイントに対しては、測定中でも削除、追加、変更(サンプル室の温度変更も可能)に対応できます。

得られた動的吸着データおよび等温線グラフは、測定中に作図して表示できます。
測定後はBET比表面積や吸着熱などを計算して図表で表示されます。
測定データはcsvフォーマットで出力・保存できます。







